避難訓練(水害想定)
10月12日(水)に水害想定の避難訓練を実施しました。
当施設周辺は、荒川、綾瀬川、中川に囲まれたゼロメートルに位置しています。
いずれの川の堤防が決壊すると、周辺は5mも水没すると想定されています。
これは、当施設の2階までが水没することになります。
また、水没すると水が引くまでに1週間程度を要するとも言われています。
利用者の命を守るだけでなく、災害時でも生活を維持するための準備が必要です。
昨年は、2階利用者と必要物品の移動を行いましたが、今年はさらにベッドの移動も
行いました。
水が引いてもすぐに2階に戻れませんので、お休みになるベッドも必要になります。
14時30分 2階利用者避難開始。
14時50分 2階利用者避難終了。次に2階ベッドの移動開始。
15時10分 ベッド移動完了。最後に必要物品の移動開始。
15時17分 避難終了。
ベッドの移動にもっと時間がかかると考えていましたが、他フロアからの応援
と職員の連携がうまくでき、スムーズな移動でした。
2階利用者だけでなく受け入れフロアの3・4階の利用者も混乱されることなく
訓練が実施できました。
水害想定の避難訓練は毎年実施し、実際に起きた時に慌てないようにする事も
大切です。
また、避難後にどのように生活を送っていただけるか、食事や排せつはどうする
かを考えることも課題となります。
また建物の構造上、水没すると電気・ガス・水道が止まります。外部との連絡の
ためにも少なくとも電力の確保が必要になりますので、その対策が課題です。
統括主任 猪狩